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 ぶらり歩き   
 31. 伊豆半島を歩く (13)   平成24年6月16日
 昨夜、部屋に戻ってから戸田の酒屋で買い求めて持参したワインを飲みながら、更にアフターウォークを楽しんだKさんと小生は朝寝を楽しんだが、Sさんは早起きをして雨の中を安良里漁港を散歩して余裕をもって朝食の席につく。

 出発の時間になっても雨は上がる気配はなく、傘を差してのウォーキングとなる。Sさんは昨日一部だけでも一緒に歩くことができたが、膝の完治を優先して今日も路線バスでの移動となり、西伊豆町の大浜海岸にあるなぎさの湯で待ち合わせとする。

 安良里(写真46)は戦国時代から北条水軍の基地とされ、昭和30年代まではいるかの追込み漁が行われていたという。現在、ヨットハーバーが設けられ、加山雄三光進丸が停泊している。安良里の街中にはこれから行く松崎が有名ななまこ壁(写真47)の家が何軒か見受けられる。雨の止む気配は全くなく、松崎を目指して国道136号を田子、浮島と歩き続ける。国道沿いにはリゾートホテルが建ち並び、天気がよければ駿河湾を背景としてすばらしい景観を眺めることがてきるのに、残念である。

 堂ヶ島に入って、天然記念物の天窓洞(てんそうどう)の東口(写真48)の浜辺に下りてみる。東口から洞内に入ると2本の水路に別れ、駿河湾につながっていて、船が自由に航行できるという。天窓洞は白い凝灰岩が海流と波の浸食により削られてできた空洞で、遊覧船で内部に入ると、神秘的な景色を楽しめるようだが、今回は時間の制約もあり、諦めることにする。

 国道の対面にある加山雄三ミュージアムでトイレ休憩をとる。安良里もそうであるが、この辺りは夕陽の絶景ポイントになっていて、観光ガイドマップにはいくつものビューポイントが紹介されている。昨日の曇天、今日の雨と天気に恵まれず、今回は真っ赤な太陽が駿河湾に沈む絶景を見ることはできそうもない。

 
    
 

写真46 安良里港

写真47 安良里のなまこ壁

写真48 天窓洞の東口

写真49 天窓洞案内標識

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